生きるほどに恋をする

遺書であり手紙であり日記です。

2022年2月10日

ぼくは言ってしまえばこの体に生まれた時点で好きな人にとって加害者にしかなれないのだ。

「そんなことないよ」みたいな言葉は申し訳ないけれど本当にいらないので大丈夫です。

 

世の中の失恋ソングの多くは交際を経て別れてからの失恋を指す曲が大半なので嫌いです。

というか、最近の流行りの恋愛に纏わるJ-popって「2年3年で別れるカップル」を主体としすぎてませんか?

それの善し悪しは置いておいても、若年層の恋愛の脆弱性を加速化させてる気しかしません。

 


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話が少し逸れました…

それでも例外はいくつかあって、その中でも好感を持てるのはOfficial髭男dismの「Pretender」です。

 

多分、スーパーとかコンビニとかでかけられてたと思うのでパッとは思い浮かばなくても「あ~あれか~」ってなると思います。

ぱっと思い浮かばない人用にサビだけ引用させていただきます。

 

グッバイ
君の運命のヒトは僕じゃない
辛いけど否めない でも離れ難いのさその髪に触れただけで痛いや、いやでも 甘いな、いやいや
グッバイ
それじゃ僕にとって君は何?
答えは分からない 分かりたくもないのさ
たったひとつ確かなことがあるとするのならば
「君は綺麗だ」

 

「え?これに好感持てるの?以外~」って思われるかもしれないけれど、ぼくは好きな人のことを運命の人なんて思ったことは一度もないし、好きな人の運命の人が自分だなんて思い上がったことはないので待ってください。

 

ぼくがこの曲の好感をいだいた歌詞はサビではなくBメロです。

もっと違う設定で もっと違う関係で 出会える世界線 選べたらよかった もっと違う性格で もっと違う価値観で 愛を伝えられたらいいな そう願っても無駄だから

 

不覚にもここに共感を抱いてしまいました。

 

最初にも書いた通りぼくはこの体に生まれて、好きな人に好意を抱いてしまった時点で加害者にしかなれないのです。

もっと違う人生であの人と出会えていたらなって考えない日はないです。たぶん

不幸な想像をするときは決まってぼくなのに、好きな人が幸せそうに生きている妄想をするときは決まってぼくは居ないのです。

 

好意を抱いただけで、好意を伝えただけでも加害者になってしまうような人生をどうやって肯定すればいいんでしょうか

これから先も好きな人の全てを仮定して肯定して生きていこうと思います。

その全てを余すことなく否定してください。